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今年の経営課題には、双方向コミュニケーションを掲げています。
先日開催したマネージャー・リーダーの研修会では、日頃やっている自分なりの報・連・相を基にした事例で行いました。要約すると、仕事のどんな時にどんな内容での連絡、報告が必要かといった内容を各自で書き出し、それを部門間で検証し合うというものでした。いざ行なってみると、独りよがりの双方向コミュニケーションには程遠い内容が多いことに気づかされました。
双方向コミュニケーションの基本は『連絡では情報共有、報告では次工程の明確化』です。
まず基本を理解して、やって見せるところから始めなければなりません。例えば、相手の受けやすいところにボールを投げ、受けた人も受け取りやすい場所にボールを投げ返すというキャッチボールは草野球の基本ですが、この「ボール」を「情報」に置き換えてみると、双方向コミュニケーションがよりわかりやすくなります。
次には習慣化です。繰り返すという行為が、人によってのばらつきをなくし、様々な状況での効果的なコミュニケーションへと繋がります。
もっとも気をつけなければならないことは、我流に執着し、自分本位の進め方をすることです。つまり形として身につける部分は決して基本を崩さず、そこに示される事例の情報ごとに、臨機応変な優先順位を付けていけばよいのです。
そのためには、基本的なフォームをしっかり身につけましょう。

余談ですが先日、後輩とゴルフにいった時、今まで悩んでいたパッティングが急に上達していました。思い切りよく、自信満々としたそのプレーに、私はなぜかと聞いてみると、最近、プロに教わったということでした。長年の経験で体得しているようでも我流に固持せず、プロの一言を素直に実践してみることでしょう。但し、しっかりと持続して自分の技にすることが難しいのですが・・・

まずは基本をしっかりと学び、型を理解しましょう。そして社内全体でその型を共有した後、次にはチームの実情に沿った実践をしましょう。これが我社の目指す双方向コミュニケーションであり、お客様から、情報共有が円滑な一流の会社として、信頼されるようになりましょう。