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　先日、岐阜県大垣市にて全国舞踏コンクールで毎年1位を受賞している「かやの木芸術舞踏学園・舞踏ゆきこま会」による感動のミュージカル公演「あららぎは谷を越えてゆく」を鑑賞する機会がありました。約1,400の座席が満席で皆さんからの拍手の嵐でした。

　この「かやの木芸術舞踏学園」は、岐阜県の中津川を拠点に岐阜県・長野県・愛知県で23教室を展開し3歳から社会人まで約500人が在籍しておられるバレエ教室で、毎年コンクールでは上位入賞し大変活躍されている団体です。

　公演は、「私たちの活動は単に舞踏技術の表現力・高度な技術・豊かな表情・創造力の習得に留まらず歌や太鼓の技術を習得しながら、団体行動を通して集中力や忍耐力、そして思いやりや責任感や協調性の大切さも身につけ、つまりは人間力を養い多岐の分野で活躍できる人財育成を目指している」とスポンサー企業の（株）サラダコスモ中田社長のあいさつで幕が開きました。

　我社も業務を通じて人間力を磨き、人間力と技術力のバランスの取れた人財育成をしていく点は同じであると感じました。

　公演は一部・二部構成で約2時間あり、5歳から高校生の約90人の出演者の子供たちがとても素敵な歌声と力強い和太鼓を披露されました。みなさんが真剣に、そして一生懸命に踊る姿や役を演じる姿に心を打たれ、久々に清々しい気持ちになり思わず涙ぐみ感動しました。手が痛くなるくらい拍手の連続でした。

　公演後の夕食パーティでは直接出演者の子供たちと話をする機会があり、とても礼儀正しくいつも笑顔で対応してくれてどの子供たちも好印象でした。
　様々な学校から集まってきた子供たち全員が素晴らしい対応をされるのは、普段からのこの学園の人間力に係る教育の賜物だと強く感じました。

～ミュージカルのあらすじ～
　中仙道の山奥にあららぎという田んぼも畑もろくにない貧しく細々と生活している村があった。
　昔からよそ者は疫病神で村の仲間に入れないという風習が根強くあった。
　そこへ飛騨から山津波により両親を亡くしたベニという少女が来る。
　よそ者のベニは疫病神と村の子供たちや大人たちから村八分に遭う。
　だが、子供たちはベニから話を聞き大人たちには内緒でベニを仲間に入れる。
　ベニから飛騨で覚えた傘の作り方を教わりこの傘を宿場で売ることで子供たちに小さな希望の光がさした。そしてベニは太鼓の打ち方を村の子供たちから教えてもらう。
　そこに暖かい友情がうまれる。そして、夢と希望を一杯に持って新しい時代に向かって改革が始まった。
　子供たちの勇敢な人間力があららぎの山々に太鼓の響きと共に響き渡る。
　感動の心、感謝の心、愛の心が暖かい心となって一杯に溢れ波紋のように広がってゆく。