Top Blog

　今年の「変わる」は、新社屋の建設と社名変更をしたことでしょう。

　創業から数えたら４５年、旧社屋を建設してから３９年となる本年８月２日に、新社屋へ移転と社名変更をしました。

　新しい社名は、社員から選出された委員会メンバーのなかで喧々諤々を繰り返して決まりましたが、FUTURE ・LEAP・ COMPANY(未来に飛躍する企業)をイメージさせる社名とコーポレートスローガン、社章のデザイン、群青・赤・緑のコーポレートカラー、ユニホームは、周りの人からも大変好評をいただいています。

　振り返ってみれば、社名の冠である「サンイン」は、山陰を拠点として活動をすることを表わし、当時は、山陰でのトップを目指して事業をしていたように聞いています。

　しかし、平成２０年初頭から開始した県外への業務拡大の道中では、サンインの域から飛び出て事業をするためには社名の変更をしなければならないと感じる出来事が多々ありました。例えば、ほとんどの会社では、最初に「はるばる山陰から来られましたか」と言われ、「遠ぉい山陰から営業に来て、それはご苦労さま」といったものでした。

　また、この業界の金太郎アメみたいな名前である「技術コンサルタント」も、グローバルな展開を目指していくのであれば、変えていかなければならないと思いました。このような市場変化やお客様の広がりから、今回の社名変更へとつながりました。

　今年は、社名変更に伴って社員の意識改革にも取り組みました。新しい時代にむけて、人間力・技術力ともに秀でた人づくりの礎を築く年にしたいと考えたのです。

　これはES委員会が主導した取り組みから始まりました。取り組みのかなめは、研修の水平展開でしたが、行なった結果は内覧で来社されたお客様の声を聞けば明らかです。

　「社員の対応が素晴らしい」、「このような社員のいる会社に子どもを入社させたい」など称賛は、時が経つほど増え、またお客様の評価が上がるにつれて、社員の応対力も上がりました。

　社屋内に目を向けると、一階の会議室は、フロアの色を変えて、信頼の空間、情熱の空間、調和の空間と名付け、斬新だと来社された方々に好評でした。地盤チームの、整った土質試験機器と空調設備の環境は、社員から働きやすいという声を聞いて、とてもうれしく思っています。先日案内をした広島のお客様も、自動で試験ができる機器や作業環境の良さ、対応者の分かりやすい解説を誉められました。また三階フロアの環境分析室は、新たな市場への挑戦を目指し、自慢できる機器と測定環境にしています。

　このようにお客様から沢山のお褒めの言葉をいただけたことで、自分が変われば周囲の評価も変化するという、この当たり前のことがはっきりと見て取れます。

　来年は、更なる変化を造り出し、未来を切り開く一年にしていきましょう。