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　今年も残すところあとわずかとなりました。
　社員の皆様には、一年を通じて会社の発展と日々の業務に多大なご尽力をいただき心よりお礼と感謝を申し上げます。

　本当に1年が経つのが早いものです。
　さて今年の国内の出来事を振り返ると、元旦に能登半島地震が起こり甚大な被害がもたらされました。
　翌2日には、羽田空港で日本航空516便が着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突し飛行機火災が発生しました。この旅客機には乗員12人と子ども8人を含む379人が搭乗しておりあわや大惨事かと思いましたが、ＣＡの落ち着いた対応で全員が機体から無事脱出できて本当に良かったです。普段からの教育訓練の成果だと思います。
　また、9月には地震災害で復興中の石川県輪島市や珠洲市を豪雨が襲い再び大きな被害が発生しました。自然災害はいつ起きてもおかしくないことを思い知らされました。
　10月には、待ちに待った石破総理と赤澤経済再生担当大臣が誕生し、推進される「鳥取県から地方創生を」により県内の公共事業費が大幅に増加することを大いに期待しています。まずは補正予算がどうなるのかを静観したいです。

　海外では大谷翔平選手が米大リーグ史上初のシーズン５０本塁打、５０盗塁の「５０－５０」を達成し、２年連続３度目のＭＶＰ受賞の偉業を成し遂げました。
　我社においては6年ぶりに6～7月に87名が4班に分かれて社内旅行を行い、楽しい旅行の思い出が出来ました。

　私が嬉しかったことは、我社では最年少で山内君が難関の測量士に合格したことです。もう一つは、坂本君が技術士二次試験の筆記試験に合格し、まだ口頭試験が残っていますが来春に我社で最年少の28歳の技術士が誕生するかもしれません。そして藤原君が補償業務管理士の筆記試験に合格し、来春面接試験を受験すれば我社最年少の26歳の補償業務管理士が誕生する予定で二人の合格に大いに期待し楽しみにしています。
　この若者3人が、真剣に本気でやれば出来るということを証明してくれました。
　皆さんも積極的に資格取得にチャレンジして下さい。

　私が一番残念だったことは、今年から県の優良業務表彰が知事表彰と格上げとなりましたが受賞できなかったことです。
　今後の品質向上の確保に注力していかなければならないと教えてくれました。

　受注は近年12～13億円で推移していましたが今期は11億円弱となり、これは平成27年の受注と同程度で大幅に減少しました。民間受注も減少しましたが技術営業のお陰で民間受注割合は昨年の60％から70％に増加したことは技術営業が定着してきた成果です。技術でいい仕事をして信頼を勝ち取り次につなぐことが重要ですので引き続き技術営業を推進して下さい。
　一方、営業の受注割合が低下したことは来期の大きな課題です。
　官庁受注の資格要件で各分野の資格者が少ないため技術者点数が少なく県の総合評価方式等で受注機会を失うといった事実がありました。そのためにも今後この弱点を早急に克服していく必要があります。
　業績は売上高12.5億円となりそうで昨年より1億円増加しましたが利益率は30.5％で昨年の利益率33.5％より低下しました。
　今年は数件の工期延期や赤字物件がありました。こういったことが再発しないように来年は工程管理の強化等の対策を明確にしていきます。
　繰越業務高も7億円と前年より1.7億円少なくなりそうですが、来年も引き続き共に成長し新しい目標と新たな挑戦に果敢に取り組んでいきましょう。

　年末年始の休暇期間は大型連休の9日間です。
　家族とのひと時を大切にして心身共にしっかりとリフレッシュして下さい。
　一年間、本当にご苦労様でした。皆さんの頑張りに感謝します。
　それでは、皆さんどうぞ良いお年をお迎え下さい。