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　米子東ロータリークラブでは、伝統ある奉仕活動として青少年の育成を目的とした「米子市中学生作文コンテスト」を毎年実施しています。本コンテストは主催：米子東ロータリークラブ、後援：米子市教育委員会・（株）新日本海新聞社のもと、中学生の皆さんの成長に少しでも役立てていただきたいとの思いから継続して取組んでおり、今年で23回目を迎えました。
　このコンテストは、中学二年生を対象とした夏休みの課題として行われており、将来の夢や希望をテーマに作文を募集しています。
　今年は「私が就きたい仕事・なりたい自分」～未来の姿を描く～　をテーマとし、市内の中学二年生から415編もの応募がありました。作文コンテストを始めてからの累計応募数は1万編を超えています。
　学校によって応募数に差はありますが、それぞれが自分のなりたい夢や目標を掲げて、自分の将来を素直な気持ちで見つめ、自分の言葉で想いを表現豊かに力強く書き上げている作品ばかりでした。
　選考は9月からロータリーメンバーが手分けをして一次審査を行い、33編に絞り込みました。さらに二次審査を経て13名の入選者を決定しました。

　審査基準は以下の3点です。
　1．夢を実現したい強い意志が伝わってくるか
　2．作文の構成や言葉遣いが整っているか
　3．未来の情景が豊かに表現できているか

　いずれの作品も素晴らしい個性があり、未来へ向かう意志が力強く表現されている甲乙つけ難い作品ばかりでした。
最終的に「最優秀賞」1編、優秀賞2編、入選10編を選出し、11月16日にホテルサンルートで表彰式を行いました。当日は、最優秀賞・優秀賞の3名の生徒さんに朗読していただき、心のこもった力強い発表に大変感動しました。

　ふと、自分が中学二年生だった頃を思い返しました。部活動のバレーボールに夢中であったことと、友達と一緒に遊んでいたことしか思い出せません。将来の夢や希望や目標を深く考えた記憶はあまりありません。それだけに、今回の415名の生徒さんが自分の未来をしっかりと描き、言葉にしている姿勢にあらためて感銘を受けました。

　あるアメリカの大学では、学生に次の3つの質問をしたというデータがあります。
　1．あなたはビジョンを設定していますか？
　2．そのビジョンを書き留めていますか？
　3．ビジョンを達成するための計画はありますか？

　これらすべてに「はい」と答えた学生はわずか3％だったそうです。
　そして20年後に追跡調査をした結果、この3％の人が残りの人と比べ、職業上の成功、幸せな結婚、満足度の高い家庭生活、良好な健康状態を得ており、なおかつ経済的にも豊かになっていたという事実が分かったそうです。
　大谷翔平選手も高校時代に「マンダラシート」を使って明確な目標設定と計画立案を行い、今日の活躍につながっています。今回の中学生の作文にも、未来を見据える力の大切さを実感させられました。
　米子市内の中学二年生が対象なので、社員のお子さまも応募された方がおられるかもですね。また来年も引き続き作文コンテストを継続しますので、ぜひお子さまへ応募を勧めてみてはいかがでしょうか。

　ちなみに今年の賞品は、最優秀賞：iPad Air（12万円相当）、優秀賞：Bluetoothヘッドホン・スピーカー（6万円相当）、入選：モバイルバッテリー（7千円相当）でした。