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　皆さん、一年間本当にご苦労様でした。
　2025年も残りわずかとなりました。

　今年を振り返ると1月はトランプ大統領再就任し関税問題が大きな話題となりました。国内では1月に石破総理の方針演説で始まり、賃上げ、米騒動や物価高など経済環境の変化が続きました。
　また、7月には、石破総理の指示のもと赤澤経済再生大臣が10回にわたり訪米し、関税が25％まで引き上げられるとされていた状況から、度重なる交渉の結果、15％へ引き下げることで合意に至りました。石破政権における救世主として赤澤大臣は名声を上げました。
　さらに、7月の参議院選挙では自民党が惨敗し、石破総理が辞任、高市早苗氏が女性初の内閣総理大臣に就任しました。高市政権において赤澤先生が経済産業大臣に就任されたことを、私は大変心強く、また嬉しく思います。
　このように、私たちを取り巻く国内外の社会・経済情勢が大きく揺れ動く中、当社にとっても多くの挑戦に向き合った一年でした。

　そうした中、経営方針の一つである重点資格の取得においては、技術士1名・RCCM3名・補償業務管理士3名、測量士1名の計8名が新たに資格を取得しました。来年も、「必ず取る！」という強い気持ちで勉強を習慣化させてチャレンジし、今年を上回る成果が出ることを期待しています。
　また、仕事のやり方改革（事務DX）では、電帳法に対応した「Bill One」を導入し、業務の集中化を進めました。あわせてキャッシュレス経費精算システムを導入したことで、現金支払い業務を約90％削減し、業務効率の大幅な向上を実現しました。さらに、注文書・請書については電子契約システム「クラウドワン」を導入し、書類のデータ化と省力化を図りました。
　現場においては、鳥取管内法面観測業務で１５年ぶりとなる中国地方整備局長表彰を受賞することができました。加えて、「新型グリーンレーザー」、「LiDAR SLAM」、「LRTK Phone」などの新技術を導入し、生産性と品質の向上を実現するとともに、作業環境測定分野への新たな領域にも果敢にチャレンジしてきました。
　これらを通じて、エスジーズが次のステージへ進むための「基盤づくり」が着実に進んだ一年であったと感じています。

　これらの成果は、チームの枠を越えた協力と、皆さん一人ひとりの前向きな姿勢があったからこそ実現できたものです。日々の業務に真摯に取り組み、着実に成果を積み重ねてくださったことに、改めて心より感謝申し上げます。
　一方で、残念ながら県の優良業務表彰については、2年連続で受賞できませんでした。ぜひ来年は原点に立ち戻り、受賞できる体制づくりに全社一丸となって取り組んでいきましょう。

　来年に向けては、環境変化のスピードがさらに速まり、より高度な専門性と柔軟な発想が求められる時代となります。
　2026年は創立50周年という大きな節目の年です。次の50年に向け、私たちがこれまで積み上げてきた力を「成長の加速」へとつなげるスタートの一年にしたいと考えています。
　来年も、どんな変化があろうとも我社が大切にしてきた人間力の「信頼」「誠実」そして技術力の「挑戦」を胸に、社員の皆さんと共に成長し続けたいと思います。

　どうか皆さん、心身をゆっくり休め、良い年末年始をお過ごしください。
　来年も共に力を合わせ、さらに前へ進んでまいりましょう。
　皆さんにとって良い一年となることを祈念するとともに、今年一年のご尽力に心から感謝申し上げます。

　今年一年、本当にありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2025年12月26日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表取締役社長　今出　上